せんせー、トイレ

投稿者:戸高一穂
「先生、トイレに行ってきてもいいですか。」


授業中ににこのようなことを言う生徒を見ると、うーん、まだまだ成績が伸びるのは時間がかかるな、と思います。授業中にトイレに行きたくなる時点でいろいろなことがコントロールできていないことがわかるからです。小学校の低学年は除いて、高学年や中学生になってもその傾向がある子は少し注意しておいた方が良いと思います。本来なら休憩時間があるのだから、その時間にトイレにいけば問題はないはずです。もちろん休憩時間にトイレが混んでいるということもあるので、仕方がない場合もあるとは思います。



しかし、観察していると、そういう子たちに限って休憩中はトイレに行こうとはせず、友達と話していたり、ジュースをガブガブ飲んでいたりするのです。これは授業中にトイレに行きたくなったら困るということを考えきれないか、授業中にトイレに行くことを悪いとも思っていないか、そのどちらかが理由だと思われますが、じつはどちらも共通する問題点があります。



それは想像力の弱さです。前者は授業中にトイレに行きたくなったら困るという超近未来に対する予測が出来ていないし、後者は授業中にトイレに行くことのマイナス面を想像できていません。特に問題なのは後者の方で、それは授業中にトイレに行くことのデメリットに気づいていない点にあります。



まず、授業中というのは公的な場であるという感覚がありません。そういう子はもしかしたら食事中でもトイレに行こうとしてはいないだろうかと心配になります。言うまでもなく食事中のトイレはマナー違反です。それだけでなく、学校の授業中でもそうかもしれないし、将来的にみれば、会社でも会議中や重要な商談中にもそういう行動をとるかもしれません。



とにかく授業中に自分がトイレに行くことによって場の空気、緊張感が緩むこと、さらには自分の評価が下がることが想像できていない点が問題なのです。しかも集団授業の場合は、その子が戻るまで新しい内容の説明が出来なくなる可能性も考えられます。無視して先に進めば、その場にいなかったその子は聞いていないため、戻ってきたときに授業の流れについていけなくなってしまい、そうすると教師はもう一度同じ説明をすることになります。その場で説明するか、授業後に説明するかは問題ではありません。



要するに授業中のトイレがどれだけ周りの人間に迷惑かということを想像できていないことが問題です。私の経験則から見ても、成績が良い子で授業中にトイレに行きたがる子は見たことがありません。(もちろん、体調不良や病気のときは別として)



彼らは直感的に授業中にトイレに行くことをのデメリットを理解しているのではないかと思います。勿論、生理現象なのだから行きたくならないのではなく、我慢しているときもあるでしょう。単純に恥ずかしいから言えないのもあるかもしれません。しかし、それでも彼らは我慢できるです。公と私をきちんと区別して、生理現象(本能)すらある程度コントロールすることができる。それができるかどうかが実は学習面でも大きな差になっていると思うのです。
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